メンタルヘルス
メンタルヘルスについてご説明をいたします。
メンタルヘルスとは
厚生労働省では、労働者のメンタルヘルス対策を推進するため、平成12年8月に「事業場における労働者 の心の健康づくりのための指針」を策定し、周知徹底を行ってきました。
労働者の受けるストレスは拡大する傾向にあり、精神障害等に係る労災補償状況をみると、請求件数、認定件数とも近年、増加傾向にあります。
メンタルヘルスとはそういった心の健康に対してのサポートです。
EAP(従業員支援プログラム)とは
従業員支援プログラム(Employee Assistance Program) メンタル面から社員を支援するプログラムのことで、近年増えてきた職場の複雑な人間関係などによってかかる、うつ病などを回避させるために企業 が外部団体と契約して社員の心の健康をサポートするシステムです。
スクエアライン株式会社では、EAPのサービスを、ご提案しております。
サービス内容
多数の公共団体様、民間企業で採用されている実績のあるプログラムです。
料金について
以下は、メンタルヘルスをサポートするにあたって必要な資料となります。 詳しくはお問い合わせ下さい。
- 心とからだの健康チェックシート @¥3,000
- 会社全体分析 ¥50,000
- 会社組織分析 ¥100,000
- 面談(30名/日)¥60,000 他産業医閲覧用ファイルなど
事例 ~厚生労働省こころの耳より~
長時間労働により、うつ病にかかり自殺未遂したシステムエンジニアの事例
37歳時、プロジェクトリーダーに昇格。昇格直後より職場環境は悪く 、不況に伴う過重労働やリストラ、社内再編により、部下に退職者や病欠者が多くみられました。
人員の補充はなく、さらに自分のプロジェクト以外にも、複数のプロジェクトについても関わりをもつようになりました。
帰宅時間は0時をまわる状態がほぼ毎日続き、睡眠時間は3-4時間で、土日も出勤する状態となりました。
部下の長時間残業については厳しく管理を行ったものの、自らの勤務時間は管理職であるという立場上管理 されることはなく、残業時間は100-200時間/月が続きました。
昇格3か月後、意欲、集中力が低下し、頭の回転の悪さを自覚するようになりました。
身体的にも頭痛や肩こり、異常な発汗、食欲低下、体重減少などがみられました。
休日は一日中寝て過ごしましたが、疲労感は回復しませんでした。
昇格5か月後、毎日がむなしく将来に対して悲観的な考えを持つようになりました。
作業効率は落ち、部下への指示も十分に行えなくなりました。
この頃から「自分は部下に迷惑をかけている、自分がしっかりしないから迷惑をかける、 この職場には自分は不要な存在だ」と罪悪感を持つようになりました。
徐々に欠勤するようになりましたが、心配した上司にはこのような精神状態であることを相談することはありませんでした。
昇格6か月後のある日、内科より処方された抗不安薬を過量服薬して自殺を図りました。
家族が早期に発見し救急搬送。
処置が早かったため、重篤な合併症を残すことなく数日後には回復しました。
同病院の精神神経科医師の診察により、重度のうつ病であるという診断を受け、そのまま精神科病棟へ転床。 約3か月間の治療を受け退院となりました。