皆さまお疲れ様です。
スクエアライン、金曜日ブログ担当の梅田敬子でございます。
先日、他社の営業の方とお会いする機会がありました。Sさんとおっしゃる方です。以前からお世話になっており、お電話でやりとりしたことはあったのですが、直接会ってお話するのは今回が初めてです。お電話の印象がとても良い方なので、「一体どんな方だろう?」と密かに楽しみにしておりました。
Sさんはお約束の時間に寸分の狂いもなく爽やかに現れました。初めてお会いするSさん。第一印象は「親しみやすさが服を着て歩いているような方」でした。
メガネの奥の優しい目。パリッとしたワイシャツ。初対面とは思えぬ程の安心感が全身から醸し出されています。
Sさんと相対して席に着き会話を始めます。Sさんが私に質問し、私は答えます。またSさんが質問し、私はどんどん自分のことを話してしまいます。なんだかいつもと違う・・・。いつも私は自分のことはそんなに話さず人の話を聞くことが多いのになぜか今日はしゃべってしまう・・・。私はSさんの会話術に興味を持ち、お話しながら観察力をフル稼働させておりました。
<相手の発言に対してのSさんの反応>
・「え?それってなんですか?詳しく教えて下さい!」など、話題深掘りのための質問をする。会話のキャッチボールが続く。
・「あー!」「えー!」「そうなんですか!」「すごい!」など肯定的な感嘆詞から始まる。
・「梅田さん」と名前を何回も呼んでくれる。
・良いタイミングで目を見て話してくれる。
・話を基本的に否定しないでいてくれる。
・反対の考えを提示する時は「~のような考えの人もいますよね。」と言う。「自分の意見」として引き合いに出さない。
……初対面の私のことを「ものすごくいい人前提」で扱ってくれているのが伝わります。勉強になります!S さん!
予定していたお話が終わったあと、私は色々とSさんにお訊きしてしまいました。今までどんなお仕事をされてきたのか、お仕事への考え方、ご家族のこと…。
伺った内容は現在のSさんを形成してゆくまでのストーリーが興味深く、一冊の小説を読んでいるような気持ちになりました。
忙しくお仕事をしながら、ご家族を大切にされている真摯な方。
その中で印象に残ったお話をさせていただきます。それは、
「契約に直接結びつかなくてもお客様のために何か1つでもプラスになることをしたいのです。その小さな何かがもしかすると将来的にみんなのプラスとなる新しい芽を出すことになるかもしれません。」
淡々と話すSさん。もうご自身の心の中に信念が浸透し、水を飲むように当たり前で自然なことになっているようです。その考えが行動に繋がっているのでしょう。
Sさんは、私に何度も深く頭を下げながら帰って行かれました。「実る程こうべを垂れる稲穂」とは、このような人のことを表している言葉なんだろうなあ…。Sさんの背中を見送りながら、そんなことを考えました。
さて、私が書いて参りましたこの金曜日のブログですが、来週から担当がかわります。
拙い文章をお読みいただきましてありがとうございました。今後ともスクエアラインをどうぞ宜しくお願いいたします。