元・配送ドライバーの佐藤です。
4月の冒頭は花粉対策メガネにマスクがないと外に出れなかったのですが、
今は花粉来てないのでしょうか?
ノーメガネ、ノーマスクで外出できています。
今日は、
私の「配送ドライバー時代 回想」を聞いて頂ければと思います。
2社で配送ドライバーのお仕事をさせてもらいました。
ドライバーの仕事を始めたきっかけは、
海外へワーキングホリデーを半年後にするために月収30万円ぐらい稼げる仕事を探していました。
渡航するための費用に100万円の貯金が必要だったのです。
友人から紹介してもらって、コンビニの配送ドライバー3t箱車の仕事を頂きました。
私は配送ドライバー未経験どころか、
普段乗用車すら乗らないペーパードライバーでしたから、今思えば恐ろしいことです。
でも、
「やってやれないことはない」「慣れれば出来る」と思ってしまったんですね。
結果としては、
乗用車にも普段乗らない私が、
大きな3tトラックをいきなり運転するものですから、結果は恥ずかしすぎるほど散々たるものでした。
運送会社さんにご迷惑おかけしたうえ、早期退職をしてしまいました。
無職になってしまった後は、
新聞折込の求人チラシを見て、
やってみたいと思う仕事を二つピックアップし、応募しました。
一つは掃除好きなので、
家庭に訪問してトイレやバス、換気扇などを清掃する仕事。
もう一つは、
改めて配送ドライバーを選択しました。
なんとなく視界が狭く大きく感じる箱車に苦手意識があったので、幾分か小ぶりに感じるホロ車でお酒の配送を始めました。
ビール樽や瓶ビールケースなど大きなものはドライバーがリスト表を見て、台車に乗せてピッキングしていきます。
まずはそれら大きい荷物から荷台の上に載せていきます。
30件近くの店舗を回るので、先着順の荷物をすぐに取り出せるように、積荷するのがポイントです。
私はどのように置けば効率が良いかと、考える作業が好きでした。
最後に庫内ピッキングのスタッフが用意して小ロットのお酒を段ボールに梱包し、これも同じように荷積みします。
ゴルフ場、ラブホテル、冠婚葬祭で使う料亭、個人経営の居酒屋、居酒屋屋チェーン店。
普段プライベートで行かないような店舗にたくさん行きました。
結果的には、
渡航日の1週間前までしっかり勤め上げることができました。
100万円貯金の目的を果たすことも出来ました。
ほぼペーパードライバーでもなんか勤め上げられたのは、、、
道幅が広く、交通量の少ない西多摩地区を任せて頂けたからだと思います。
全部前進走行でなんとかなるルートを手配してくださったからです。
将人は退職するまで最後の最後まで、
バックの運転は出来ませんでした。
余談ですが、
このときの酒倉庫でフォークリフトの存在に気付きました。
ドライバーが倉庫内を台車を転がしながら動き回る中、フォークリフトで作業しなければいけない現場だったから、
60代だったベテランリフトマンは「いつか事故を起こしてしまうんじゃないかって、胃薬飲みながらやってる」と「フォークリフトの仕事は常に気が抜けないんだ」ということを私に教えてくれました。
その方は現場において「安全」を最優先にしている模範的なリフトマンでした。
私も普段、車を運転しているときは、荷台にお酒を積んでいるような感覚で運転しています。
今でも、遠心力による荷崩れの恐怖が残ってて、遠心力をつけないようにゆっくり交差点を曲がります。
営業 / 佐藤