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受け手がその使い方を自由に決める時代

かけ橋,

コクヨデザインアウォード2016の表彰式を見に行ってしました。

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私がこの表彰式を見に行くのは

アートディレクターの佐藤可士和さんが審査員として参加しているから

 

昨年参加した時には、

グランプリが決まるこの表彰式に審査委員長の佐藤可士和さんがまさかの欠席という大ショックがあり、

 

客席で1人放心状態で表彰式や審査員たちのトークショーを見届けるということがありました。

 

今年は・・・

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来てた〜!!(一番左の方)

 

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ちなみにグランプリになった文房具はこの長い棒「素材としての文房具」

めちゃめちゃ長いえんぴつに、めちゃめちゃ長いステンレス定規に、めちゃめちゃ長い消しゴム

 

この長いのを好きな長さに切ったり、好きな形に削ったり、建築の模型の素材に使ったり。

離れた所から長いままの鉛筆を使って不安定に線が描かれることをあえて楽しんだり。

「自分の好きな形、用途にカスタマイズして、使い手が使い方を決める」

そんなコンセプトの作品です。

そもそもこのコンペのテーマが「How to live」

 

どのように生きるか?

 

という難しいテーマだったそうです。

 

グランプリに届かなかった作品は

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マンガのコマ割りが振ってあるガムテープ

「マンガムテープ」

アマゾンなどの通販で宅配で梱包された箱を受け取る機会が増えてる時代。

ガムテープのマンガにメッセージを込めてプレゼントが出来たりというもの。

 

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「どうぐのきねんび」

昔の写真には右下に日付が思い出の瞬間と共に刻印されていました。

幼い頃の自分の写真の中に、例えば明確に「1989.11.23」などとと日付が書いてあったらどうでしょう?

グッとノスタルジックな気持ちと共に時の流れを感じるのではないでしょうか?

それと同じように持ち物にも、そのアイテムを手に入れたときの記念日を刻印するというコンセプトのスタンプです。

 

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こちらは数字が1〜10まで振ってあるハンガー。

 

どの作品も「それ便利なの?」「いや〜、自分なら欲しくなるかな〜?」「いや、要らないかもな」など色々思いましたが、新しい発想というのは万人に受けるかどうかを考えないでまず自分で「これは面白いんじゃないか!?」というとのまず表現してみる。

世の中に投げ見てみる。

ということなんだと思いました。

 

一年越しにこのイベントに参加して、念願の生・佐藤可士和さんの雰囲気を感じれて、休憩時間には審査員席まで行って佐藤可士和さんに少しだけご挨拶して

 

なんせ会社で使ってる国立新美術館のマグカップも、今治タオルも、Tカードも、ユニクロも、セブンイレブンのコーヒーも佐藤可士和さんのデザインしたものを選んで使ってるぐらい憧れのビジネスパーソン。

 

名刺交換しに行って、名刺を佐藤可士和さんが持っていないところも「本物だ!本当にムダなものを持たずスマートだ!」と名刺交換出来なかったことがまた心に残って感動してる自分がいます。

(そりゃ、名刺 記念に欲しかったけど・・・)

物として残るんじゃなくて、サイン色紙でも記念写真でもない、もっと深く刻み込まれるインパクトを数秒で伝えるのが佐藤可士和さんらしい。

 

営業 / 佐藤

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