あの日から5年
東日本大震災から今日で5年たちます。
2011年3月11日14時46分18秒。
皆さまはあの日、あの時間、どちらにいらっしゃいましたか?
自宅?
学校?
買い物?
習い事?
友達の家?
実家?
銀行?
恋人の家?
お店?
映画館?
電車?
車?
飛行機?
病院?
役所?
職場…?
特に平日の午後ですからお仕事中で職場にいらっしゃった方は多いと思います。
皆さまお疲れ様です。
スクエアライン、金曜日ブログ担当の梅田敬子でございます。
5年前の3月11日地震が発生した時刻、私は当時勤務していた職場におりました。
さいたま市内の会社で、夕方に予定されていた打ち合わせの準備をしていた時にその瞬間が訪れました。
突き上げるような縦揺れから始まり、揺れはどんどん激しくなり、普通の地震でないことを直ぐに悟りました。沢山人がいたので、悲鳴も何度も聞こえました。
パソコンのキーボードは机から落ち、棚は倒れ、窓ガラスは生き物のようにゴワンゴワンと鳴っています。強い振動を受けたガラスは下敷きのようにゆらゆら波打っておりました。
職場で未曾有の災害に出会った時、生き延びるため、私たちはどうすれば良いのでしょうか?
今日は職場にあるものを、サバイバルにどのように活用出来るのか考えてみたいと思います。
《カッター》
言わずと知れたサバイバル必需品であるナイフ代わり。食品の調理や道具類の作成にも使用出来ます。カッターが無い職場なら、災害時に備え買ったーほうが良いでしょう。
《ゴミ袋&新聞紙&ガムテープ》
こちらは防寒用です。新聞紙を体にまとい、その上にゴミ袋を羽織るスタイルにする(ラップを巻いてもよい)ことで保温効果を得られます。こちらが無い場合はスタッフ同士寄り添って暖を取ってください…。段ボールも保温に効果的です。
《ティッシュの空箱&新聞紙&レジ袋》
簡易トイレ用。空箱に大きめのゴミ袋をかぶせ、その上にレジ袋をセット、レジ袋の中に新聞紙を敷く。新聞紙に水分を吸いとらせるためです。レジ袋の中に用を足したらもう一度新聞紙を重ねます。レジ袋を密閉し、匂いが漏れないようにします。
《書類、本》
ヘルメットが無い職場では書類を束ねたものや厚めの本をかぶり、頭部を守りましょう。やむを得ず屋外に出る際、上から降ってくるガラスなどで怪我をしないためです。
《生理用ナプキン》
出血した際に便利です。男性は使うのをためらうかも知れませんが、緊急時は恥ずかしさは捨てましょう。
《口紅》
雨に濡れても落ちにくいので、助けを呼ぶメッセージを書くのに使えます。
★自分で準備しておいた方が良いもの★
《水》
500ミリのペットボトルの水は、出来れば常に持ち歩いた方が良いでしょう。
《食料》
これは日持ちするお菓子類を用意しておくのが良いと思います。カロリーが高く賞味期限が長く常温保存出来るもの。カップ麺を用意する場合は停電に備え、カセットコンロなどお湯を沸かせる準備もしておきましょう。
《火》
タバコを吸われる方はライターをお持ちだと思いますが、プラス虫メガネを常備しましょう。太陽さえ出ていれば火をおこす事が可能です。セットで黒く塗った紙も必要です。黒ペンとメモ用紙も準備しておきましょう。メモ用紙は細かくさいたものを作り、火をおこすための焚き付けとしても使えます。
《光》
災害発生は昼夜を問いません。また昼間でも地下にいた場合、停電し暗闇になる可能性があります。小さめの懐中電灯を常備するか、携帯電話のライト機能を使いましょう。
充電器ですが災害に備え、ソーラー式充電器を用意しておくのも重要です。職場にソーラー式充電器が1台あれば皆で使えます。スマホは情報収集にも役立つので、私もこの機会に個人で購入しようと思います。
《膝掛け、ブランケット》
冬場でなくとも会社用に1枚用意しておけば、様々な用途に使用することが出来ます。
《メガネ》
コンタクトレンズを使用している方は、メガネも持ち歩いた方が安心です。災害時にコンタクトレンズの手入れをすることは不可能です。
★チェック 会社近くの避難場所★
スクエアライン株式会社の近隣の避難場所は
・岩槻本町公民館
・岩槻中学校
・太田小学校
です。皆さまもこの機会に避難場所を再度確認しておきましょう!安心してはなりません。災害は忘れた頃にやって来るのです。
日頃からの備えを忘れないことが「あの日を忘れない」ことなのです。
…と、いうのは弊社社長の受け売りです。
もう一度、災害対策を見直しましょう。